死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語

文が洗練されていて瑞々しい表現に心が震える。
読んでいる時は人は死んだらどうなるのだろう、と夜のような果てしない不安が襲いかかるのに、読み終わった後にはもしこうなら、死んだ人も残された人も少しは報われるかもしれないと安心してしまう。とにかく不思議な感覚になる本です。
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最高ですね!
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

BGMeetingの選曲です。
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