太宰治 -- 津軽の大地主の六男として生まれる。共産主義運動から脱落して遺書のつもりで書いた第一創作集のタイトルは「晩年」(昭和11年)という。この時太宰は27歳だった。その後太平洋戦争に向う時期から戦争末期までの困難な間も、妥協を許さない創作活動を続けた数少ない作家の一人である。戦後「斜陽」(昭和22年)は大きな反響を呼び、若い読者をひきつけた。(青空文庫図書カードより)

道化師だって人間だ。
人は、自分の本心とは違うことをしているうちに少しずつ心が麻痺していくのだと思います。ただの最低な男の半生記として読むのではなく、自分の中の葉蔵をいつも探してしまいます。
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川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そのカフェで出された一杯のココアから始まる、東京とシドニーをつなぐ12色のストーリー。卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる...。小さな出来事がつながって、最後はひとりの命を救う―。あなたの心も救われるやさしい物語。

この本自体が日常に彩りを加えてくれるような作品。
日々の暮らしの中で、色んな人や物、言葉や行動が、自分も知らないところで誰かに影響を与えることがある。そういう人との繋がりが、

世界を回り回って 何処の誰かも知らない人の笑い声を作っていく
という歌詞に合ってると思う。
また、歌詞にいくつか色の名前が出てくるが、本も12個のお話のタイトルが各々色の名前になっていて、それもまた素敵。
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか...。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

読み終えたときの絶望にも似たカタルシスに小谷美紗子さんの名曲が相応しいとおもいつけてみました。
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Takemoto must confront his feelings about his stepfather while Mayama and Ayu deal with unrequited loves and Morita faces the prospect of being held back another year.

初めて聞いた瞬間にこれ以上ぴったりな主題歌はないと思いました。間違いなく竹本くんとはぐちゃんのための曲です。絶対最後に[君を好きになってよかった」って言う。歌詞にはないけど絶対思ってる。
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あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

悲しくて切なくて、でも力強い。読後感とシンクロしてしまって好き。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

「傷つくために生まれてきたんじゃない」
「大丈夫、きっとすべてはうまくいく」
この曲はすべての人の心を救うと思います。
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派遣社員から女社長に。日本初の純沖縄産ラム酒を造りたい!すべての働く女性に勇気を与える奮闘記。

南大東島は、まじむや周囲の人々にとって「愛の詰まった島」になった。そう思うと、自然と口ずさんでいました。

ラム酒が飲みたくなる一冊であると同時に、自分にとっての「愛LAND(居場所)」はどこかな?なんて考えてしまう。
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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

大切な人を傷付けられてしまった「ぼく」は、きっと「君が笑ってくれるなら、悪になってもいい」と復讐に燃えていたはずです。

悪を裁くために、自分の力をどう使うべきか。秋先生との一週間のレッスンを経て、彼が出した結論とは?

『空と君のあいだに』は、ぜひオープニングテーマとして流したいですね。
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溝口健二。彼はトーキー黎明期の先駆的試み、新派や同時代の前衛芸術との関わりなど、ジャンル、スタイル、テクノロジーの広い範囲で創造性を発揮した。その作品を分析することは、トーキー初期から1950年代黄金期に至る日本映画の音響創作の達成を考えることである。本書は、溝口映画における音響の効用を、映像および物語との関連から考察する。また、作曲家本人による楽譜・手稿により、音響創造が製作過程から分析される。さらには、映画の音響に関する質の高い文献を紹介しつつ、議論の整理・検討がなされている。映画を聴覚面から分析する理論枠組みを提示し、視聴覚文化、メディア研究ほか多方面の専門家が活用できる方法論として提供する。付録:大谷巖(録音技師、1950年代大映京都で製作された全ての溝口映画を担当)ロング・インタヴューは、資料としてたいへん貴重なものである。『東京行進曲』『ふるさと』『浪華悲歌』『残菊物語』『近松物語』『赤線地帯』といった作品を緻密に分析し、最新の地平を示す先駆的研究。映画家、音楽学のみならず、テクノロジー、ジェンダー、ポストコロニアル理論の視座をも含めた映画音響論が展開される

本のハードカバーを開いて
最初の1ページ目に目を落として
読み始める時のドキドキ感と
この曲を初めて聴いた時の
ワクワク感があいまって。
JABBERLOOPさんのアルバム「魂」

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1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる...。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

光を求める小説の世界と曲の世界が合っていて選びました。曲調もまるで小説の背景になっているような深みがあって私の中での主題歌でした。
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「私、亜紀さんみたいになりたい!」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。子育てに疲れ、不慣れな経済書担当として失敗を重ね、自信を失いかけていたからだ。一方、仙台の老舗書店のリニューアルを任された理子は、沢村店長との出会いを通し、被災地の現状を知る。そんな亜紀と理子が、気持ちを一つにした目標とは!?書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第三弾。

東日本大震災にて被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
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ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは三年前に死んだはず」と告げられる。死因は「自殺」。家族はそのため心に深い傷を負っていた。しかし、息子が生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由などない徹生は、殺されたのではと疑う。そして浮かび上がる犯人の記憶...。

読み終わったあと頭の中で自然に再生されました。上巻ということで続きが気になるような高揚感も感じさせてくれる曲です。

“未来が振り向いてくれる その時まで声を枯らさずに”
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

椎名誠さんが息子に傳えたかったメッセージを奥田民生さんの歌が相応しいとおもったので決めてみました。
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最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

大切な人がいて幸せなんだけど、その人や過ごす日々を守れるか不安で、殺し屋として足を洗いたいと思っている。そして、大切な人と共に生きて笑っていてほしいと願っている。それでもっと「やさしくなりたい」「強くなりたい」と心から思っている
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自分の選曲(『けんかをやめたい』)とかなり雰囲気似てて面白いですね笑
選曲理由も近いです。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

変。なのに、違和感がない。
非日常の日常とも呼べるようなこの小説には、
聞き馴染みがよいのに、ひとクセあるこの曲を。
極端な高揚感も悲壮感もない、ゆるりとした雰囲気もあってるかと。
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あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに―。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。

同じ本に二曲つけてしまった...
「つよがり」が最も似合うのが、この小説のあおい。
Rossoにつけても良かったんだけど、
この歌は「つよがっている彼女」と、
それをもどかしく思う男性という歌で、
順正からみた、あおい...でいいかなと。
この歌は、男がつよがっている歌でもあるから、ちょっと後半がマーヴっぽいけど...

そもそも女につよがらせるな、というつよがり姫の戯れ言でした。
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血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

親達の優子ちゃんへの気持ち、特に血の繋がりのない最後の親 森宮さんの強い愛を表現しているなと。
"下手くそでも不器用でも君を想う気持ちは誰にも負けない"
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きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって——。2015年11月映画公開

メールで出会い、連絡を重ねてお互いを好きになった2人。じゃあデートしましょう!となるけれど、彼女は頑なに断る‥その理由は、ぜひ読んでみてください^_^
漫画じゃないのに、こんなにキュンキュンしたのは初めてかもしれない。それほど純粋でかわいい2人。そんな作品に穏やかな歌声のスピッツ、そして爽やかなロビンソンはぴったりです♡
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いいですね♪
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

就活を偉そうに語れる立場ではありませんが、無知であることは間違いなく不利でしょう。

しかし、「知ったかぶり」の姿勢でいる方が、実はずっと危ないのかもしれません。

「なんでさ(Why)」と「ことわる(No)」を言える勇気を、もうちょっとだけ持っていたいと痛感します。
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もし世界中の人々が半径5メートルの“すぐそば”を幸せにすることができたなら、この世界は一瞬で幸せに溢れた世界になる。すぐそばを幸せにする人間関係トレーナーによる、これからの時代を生きる家族の新しいバイブル。

始めは「直球すぎる!」と敬遠していた曲ですが、この本と合わせて聴くと、心のミットにパシッと収まるようになりました(打たんのかい)。「大切な人」「素敵な人」という前提を持って共に過ごすと、より愛しさが育っていく。あ~、そういうことか・・・。リリース当時は高校生だったので、余計なものを削ぎ落としたシンプルな愛を、理解できなかったのかもしれません(笑)。
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