わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた……。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、宝石箱のような名作。

全てを見て来た月が教えてくれた
人の悲しみや怒り、虚しさや醜さ、そして、美しさを
さて、今宵、月はどこを照らしているのだろう
0
0件のコメント

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

0
0件のコメント

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。

0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

自分を責める誰かの声が、次第に内側から聴こえるようになる...

始まりは子供の軽い悪口であっても、それは次第に心で増幅し、自信を失わせる。のちの日本代表選手ですら、そうなのだ。

スポーツ選手の心身の強さは、決して天性だけではない。きっと、脆さもある。だからこそ、声援で支えたいと思うのかもしれない。
1
1件のコメント
さあどうだ
0
返信する

海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年間も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。

0
0件のコメント

恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった―。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青春を、悲しみに抵抗する「虚言癖」の青年のうちに描き、圧倒的な衝撃と賞賛を集めた野間文芸新人賞受賞作。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家の初期決定的代表作。

欠落感を埋めたい人間に、「暗黙のルール」は通用しない。
0
0件のコメント

転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL...。どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。

0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

0
0件のコメント

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と町を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが──「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作! 番外編も完全収録!!

0
0件のコメント

「よかったら俺を拾ってくれませんか」 河野さやか、会社員(25)。ある夜、行き倒れていた青年を魔が差して拾ってしまう。彼の名前はイツキ。家事万能でスーパー家政夫、生きて歩く“植物図鑑”のような人だった。さやかとイツキの不思議な同居生活が始まって……?

0
0件のコメント

ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて...。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。

彼は心に傷を負った。
人を信じきれなかった。

彼は天才だ。
面白い話を聞かせて、
滑稽な役を演じて、
人を元気づける。

でも、それは
ほんとうの彼じゃない。

臆病で、強がりで、
嘘ばかりついて。

だれよりも傷つきやすい、
繊細な人。
それこそがおどけてばかりいる、彼の本心だ。

親しい人にさえも、
心に鍵をかけて閉ざした。

独りぼっちになるのが、
こわいから。

ほんとうはみんなと一緒にいたいけど、
傷をつけてしまうのが嫌だから。

だから、君が生み出した生き物たちは、
こんなにも躍動感があって、愛しいんだ。

----------------------------------

※この曲を生み出した小説に、
感謝の気持ちを込めて。
0
0件のコメント

365日、その日その季節にぴったりの「広告コピー」を並べてみたら、大切なことを思い出せる素敵な名言集ができました。

どこのページから読んでも面白い!すぐ読める!
家族についてのコピーでぐっと来たり、
初心を思い出させてくれたり、はっと気づかされたり。
結婚についてのコピーもあったりと、、、
これからもずっと読みたいと思う本です。

主題歌は、ポルノグラフィティ
「幸せについて本気出して考えてみた」

相手を思いやり、幸せにつて本気で考える歌詞
疾走感があってアップテンポの曲調
何かを始める時に聞きたい曲です!
0
0件のコメント